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花咲く言葉

日本語パートナーズとしてタイへ。

日本語パートナーズとして2017年5月からタイへ。
タイで何ができるのか。
何を吸収し、何を伝えていくのか。
現地に行かなければわからないことはたくさんあるでしょう。
しかし、知ることで不安が解消されたり、準備ができることもあります。
このブログが少しでも、いつか誰かのお役に立つことができれば幸いです。
HaL

研修2日目:午後 日本語パートナーズの役割

研修2日目、午前の現地語オリエンテーションが終わると、午後は日本語パートナーズ(以下NP)として必要な知識や、NP事業の制度について研修を受けます。

海外の日本語教育とパートナーズの役割

まずは日本語教育事情についての研修です。国内と海外の日本語教育の違いや、東南アジアでの日本語教育について、ディスカッションの時間を取りながら学んでいきます。日本語教師養成講座でも、時間をかけて学んだところなので、えらくサラッと説明されたような印象を受けましたが、この研修で大切なのは、検定の問題に答えられる知識を得ることではなく、概要を把握して「NPとしての役割」を考えることです。

NPは日本語教師ではありません。あくまで現地の日本語教師(以下CP)のアシスタントであり、ネイティブスピーカーとしての役割が求められます(中学校や高校のALTのような役割)。ディスカッションでは、CP・NPそれぞれの長所/短所を出し合い、自分たちNPの役割を考えました。CPは学習者と母語・文化背景・日本語学習の経験という面で共通点を持ち、だからこそできる細やかなサポートや指導があります。一方NPは、タイ語で日本語の文法を説明できる人はほとんどいません。しかし、日本人の自然な日本語、振る舞いを見せ、そして実際に日本語を使う相手になることができます。

また、実際にタイに派遣された先輩NPの方々へのアンケート結果を参考に、NPに必要な資質についても学びました。先輩方も色々な場面で不自由さを感じたり、自分の能力不足を知ったり、その上でそれを補う努力をされてきたのだと伺えました。

「日本語を教える!」「学生の日本語力を伸ばす!」とガチガチに考えるのではなく、「日本に関心を持ってもらう」「日本語に触れる機会をつくる」というような事がNPに求められているのだと学びました。

ミャンマーへ行く方は、大学で日本語専攻課での活動になるため、多少重きを置くべきところが違うというようなお話もありました。日本語能力試験とか重視しているのでしょうか…)

 

自分の状況に置き換えて考えてみたのですが、私は学生の頃、特に英語の授業が好きだったわけではなかったように思います。でも、英語ができるようになることへの憧れはありました。それは、英語そのものが面白いからではなく、英語を話す人やその国、文化に興味・関心があったからに他なりません。英語が使えるようになることで、コミュニケーションを取ることができる人の範囲が大幅に広がることに魅力を感じていたのでしょう。実際に使える英語力を身に付けたくて、18歳の時に英会話教室でのアルバイトもしました。

 

東南アジアで日本語を学ぶ学生の83%が、「日本語でのコミュニケーション」を学習の目的としているそうです。そうですよね、私も英語は使うために習得しました。言語を学んだその先、その言語を使って何をするか…が学習意欲に大きく影響すると思います。

 

日本語を使ってみたい、日本人と話をしてみたい、日本のことを知りたい、と思ってくれる学生の気持ちに応えられるように。そして、少しでも多くの人に、日本人と話してみたいな、日本語って、日本って面白そうだな、と関心を持ってもらえる機会づくりをしていけたらと思います。

具体的に何をすればその機会を作れるのか…というところを、この1ヶ月の研修の中でしっかり考え、身に付けていきます!

 

 HaL